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初心者の型取りシリコン
プロシリコンでは、シリコン樹脂が無害になっていますので、初心者から上級者まで簡単にご使用できます。
また、硬化剤と増粘剤は素手で触らないようにしてください。
※作業時間など20分以上になる場合は保護手袋を必ずしてください。
初心者の方は物性表の詳細PDFにシリコンの選び方などの記載が5頁にありますのでご覧ください。
型取りシリコンの物性について判りやすく記載してあります。
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原型などについて
彫刻工芸、樹脂工芸、石膏工芸、食品サンプル、キャンドル装飾工芸など様々な型取りが可能となります。
また、プロシリコンRTVシリーズは樹脂工芸やレジンキャストやガレージキットなどの複製などにもご使用できます。
HTV-E20などは食品等級の付加シリコンになります。レジンキャストなどでは発熱が強いので使用できません。
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物性データについて
物性などはシリコーンの特性表ををお読みください。
※メニューの特性一覧表PDFになります。
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シリコーン型を長く持たせるには
硬化脱型後の、シリコ−ン型を24時間使用しない方法をお勧めします。型持ちが非常によくなります。
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レジンキャスト 複製・ショット数の向上について
1、予備攪拌を1200回転以上の電動スクリューで攪拌する。
長期保管や物性の向上や硬度の平均などに繋がります。
2、真空おひつまたは真空脱泡器を使用する。
微細気泡を抜き複製回数の向上に繋がります。
3、脱型から24時間ほど完全硬化させる。
※シリコンシンナーなどは硬度や物性が大きく変わってしまいますので使用しない。
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透明エポキシ樹脂について
普通の方法では気泡必ず起こってしまいます。
1、ドライヤーなどで暖めながら攪拌する。(特に冬などは効果中))
2、真空おひつ(家庭用キッチン用品)を使用する。(殆ど気泡のない製品が可能です。効果大)
また、雨の日や湿度が多い日は作業をしない。など。
※冬場は気泡が起こりやすく夏場は樹脂の粘度が低くなるので気泡が起こりにくくなります。
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予備攪拌とは
硬化剤を入れる前に購入時の缶自体を攪拌する方法です。
一般のシリコンでも必ず予備攪拌は重要になります。 |
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型取り方法について
元の容器のシリコーン主剤をよく攪拌します。(予備攪拌)
精密な秤を用意してシリコーン100g、硬化剤5gを量ります。(硬化剤5%の場合)
シリコーンを容器に移し、硬化剤をよく振り、硬化剤を5gを混合します。
よく攪拌してから型取る原型に注ぎます。(板棒攪拌棒で攪拌2〜3分)
作業時間に注意して、作業時間を過ぎたら作業を中断します。
完全に硬化するまで、そのままにしておきます。
完全脱型時間になりましたら、原型からシリコーン型を外します。
※冬など温度が低いときは硬化時間が長くなりますので注意してください。
※硬化剤の攪拌不足などの場合は硬化時間が長くなるまたは硬化状態がムラになるなどの症状がでますが、時間が経つと硬化致します。
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特殊メイクまたはシリコンマスクについて
プロシリコンでは一般型取りの作業時に付着などして痒みや湿疹などを起こさないようにするための高強度型取りシリコンです。特殊メイクのシリコンはマスクと肌を密着したときには害等は出ません。付加式シリコン(医療用も付加式です。)を使用しています。一般のシリコンは縮合式のシリコン多く安価であり、扱いやすく、硬化時間も速いので人気があります。ただ工業用であり、模型などの型取りや食品サンプルなどに多く使用されます。またシリコンには2種類あり、縮合式シリコンは有害(スズ)、付加式シリコンは無害(プラチナ)となっています。
また、幼児用シリコンや(口に含む可能性があるおもちゃ)、医療用シリコンや食品の型の製作では専門のシリコンを使用が通常です。
日本では付加式シリコンは価格が高く販売も多くはないようです。またあったとしても日本では工業用であり、義足用なので肌との密着などに使用できないなどの問題もあります。
一般模型用シリコン
(工業用/模型用) |
縮合式 |
硬化剤に有害成分有 主に工業用や模型用の型取り
食品の型や肌などの密着には使用はできません。 |
付加式シリコン
(工業用/模型用) |
付加式 |
食品の型や肌との密着には使用できない。 |
付加式シリコン
成型用シリコン |
付加式 |
特殊メイクや肌との密着などに使用できるシリコン
付加式でも工業用では肌との密着などには使用できません。
縮合式では触媒毒があるので殆どはダミー以外は使用できません。 |
付加式シリコン
食品等級シリコン |
付加式 |
食品等級シリコン 食品の型などに使用できるシリコン |
個人で使用できる粘度は普通は20,000CPS 対策で25,000程度になります。
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シームレスシリコーンの型取り方法について(サザエ式型取り方法)
サザエ式の型取りで有名ですが、
シームレスシリコンは硬化後のシリコンを引っ張っても伸びが強く破れないシリコンを言います。(伸び300%以上)
彫刻立像の場合は、彫刻と土台設置面以外に全体を刷毛などで、S20をブラッシングします。
次にアンダーカットなどを増粘剤配合で盛っておきます。2層目または3層目には分かりやすいようにシリコントナーなどで着色してS40/360(硬めのシリコン)をブラッシングいたします。
シリコンが硬化後に、ポリ樹脂などで2分割バックアップをします。
樹脂などが完全硬化したら、樹脂を取り除きシリコーン型を、取り除く作業に入ります。
※バックアップ(ポリ樹脂にガラスマットを混ぜる)
カッター等で彫刻像の頭頂から背面に縦下に一直線に切込み線を最下部端まで入れます。
それからシリコーン型を外します。
複製のときはシリコーン型をバックアップ型で包み、ゴムなどで留め石膏などを流します。
石膏が硬化したら、バックアップ型を外し、シリコン型を外します。
シリコン型は2分割せずに型取ることができます。(背面部の直線切込線のみ)
※分割方法については、普通は2分割または3分割になりますが、
シームレスシリコーンの場合は背面部の縦直線の1本の切込みのみで可能となります。
(バックアップ樹脂などについては、2分割または3分割となります。)
※この型取り方法はサザエ式方法の目安です。
※シームレスシリコーンをご使用される場合には大きさにより硬度などをお選びください。
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サザエ式型取り方法とは
サザエ式型取り方法とは、刷毛などでブラッシングする型取り方法です。
サザエなどに全体シリコンをブラッシングをして分割をしないでそのままの形でシリコン型が出来あがり原型から破れずに外すことができる高伸びのシリコーンになります。普通のシリコンでは破れます。
シームレスシリコーンの特性で高伸びのシリコーンは大体は型取ることができるようです。
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シリコンの着色剤ついては
信越製品のKカラーなどのシリコントナーをご使用ください。
または画材店で油性の顔料をご使用ください。
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